やってきました!ダム&ひまわり列車の旅!人気ですぐに売り切れになってしまうこのツアー、予約開始日にサイトにアクセスし、何とか予約を取ることが出来ました。2024年実施のツアー詳細、実際にどんなツアーだったかのレビューをしていきます。
ツアー詳細
ツアー期間:
2024年11月~2025年1月までの毎週土曜と日曜(年末年始の特定日を除く)
11月: 3日(日)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、23日(土)、24日(日)、30日(土)12月: 1日(日)、7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
1月: 11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)
チケット予約開始:
2024年10月24日(木)~
予約方法:
Dチケットシステムまたは全国のすべての駅
DチケットシステムHP https://www.dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home
料金と座席種類:
エアコン付き座席/寝台 620バーツ
エアコン無し座席 350バーツ
スケジュール:
6:00 バンコク(フアランポーン駅)発
9:25 水上列車の絶景ポイント到着
10:00頃 コークサルン駅到着
10:35 自由行動
15:30 ダム駅出発
18:50 バンコク(フアランポーン駅)到着
*Facebookページより抜粋
🕠5:30 フアランポーン駅到着
朝早すぎて自宅からフアランポーン駅まではタクシーで向かいました。早朝の為道も空いており、5時半ごろ到着。朝食を買いたく、駅周辺を見渡すと駅向かいのセブンイレブンと駅横にあるBun Panが営業していました。その他のお店は閉まっていました。
駅構内に入ると、チケット購入カウンター/窓口がありますが、そちらでチケットを交換する必要はありません。ネット予約した予約表をプリントアウトして、列車に直接向かえば大丈夫です。電光掲示板に行き先が明示されており、今回の列車は3番線からの出発でした。ホームには駅スタッフの方が複数いらっしゃるので、わからなければ予約表を見せるとどのホーム・車両に乗るか教えてくれます。
列車の様子
座席種類
予約できる座席は以下3つです。
エアコン付き座席 (Seating Coach 1st class)
620B。座席が2席毎で、足元も広くクッション性のある座り心地の良い椅子でした。座席周辺にコンセントはありません。私が乗車したときは1車両のみで外観が青色の車両でした。
エアコン付き寝台(Sleeping Coach 1st & 2nd class)
620B。座席が4人掛けのボックス席で寝台列車仕様になっており、座席の上にはベッド、コンセントもあります。
エアコン無し座席(Seating Coach 3rd class)
350B。エアコン無し、扇風機のみ。
エアコン車で快適に行ける~!と思ったのもつかの間。おもてなし心満載のエアコンが最強に効いていて物凄く寒い!事前に寒い情報は入手していたので、長袖の上着と薄いブランケットは持って行ったのですが、それでも寒い。横を見るとタイ人親子の方は小さな毛布のようなものにくるまっていました。。なるほど、そこまで準備すべきだったのかと勉強になりました。荷物にならないかな、と不安になりますが、自由時間で列車を離れる際、不要な荷物は電車の中に置いたままで良いみたいなので、その心配は要らないようです。
食堂車両
この他にも食堂車があり、レストランの様になっていました。販売していたのは、ホットコーヒー、ホットチョコレート、タイティーなどのドリンク、ハンバーガー、ガパオライスなどのお弁当、そしてスナック菓子がありました。エアコンでかなり冷えているからかホットドリンクを購入しているお客さんが多かったように見受けられました。
トイレ
トイレも割と綺麗です。トイレットペーパーも備え付けられていますが、補充されるタイミングによっては使い切ってしまい、ペーパーがない時もあったので、持参することをお勧めします。
🕕6:00 フアランポーン駅を出発
定刻通り6時ぴったりに出発しました。15分後くらいに車掌さんが来て、印刷したチケットをチェックされます。更に7時過ぎにはスタッフさんが来てゲームが始まりました。今回のゲームは座席番号での抽選で、オリジナルうちわ(5名分)やオリジナルバッグ(1名)が景品としてありました。残念ながら当選せず。。ゲームはすべてタイ語ですが、席番号での抽選なので当選すればスタッフさんが席まで景品を持ってきてくれます。
また、アユタヤ駅停車後にはロティサイマイの車内販売ありました。(1袋40B)まだ焼きたてだったのかほんのり生地があたたかくて美味しかったです。
小腹が空いたので、食堂車へ向かいました。ちょうどこの時間(7時半頃)は朝食客で混み合っており並んでいましたが、スタッフさんの客裁きが良く割とすぐに購入できました。あったかいココアが染みる~。
🕤9:25 ダム到着(約20分停車)
社内で食事や車窓風景を見ている間に、あっという間にダムに到着。到着の少し前になると、スタッフさんが拡声器を持って車両に来て「あと~分でダム到着です。出口は右手です~」といったアナウンスをしてくれます。
いざ降りてみると、風が強い!ダム?なのか湖なのかと思うほど広大。圧倒されている場合ではありません。電車の端っこを目指し、人々の隙間をすり抜けてさっさと歩きます。今回のエアコン車席は後方に位置していたため、列車の後方先端を目指しました。先頭車両まで行くには時間的にも難しそうです。
いざついてみると、とても良い景色!ほんとうにダムに浮かんでいるようで、千と千尋の神隠しに出てくる電車を思い浮かべました。列車の真ん前は特に人気で、たくさんの人が順番に撮影していました。あっという間の20分で、時間になるとスタッフさんが声を掛けてくれます。
🕙9:50 コックサルン駅(Khok Salung)到着(約30分停車)
こちらではOTOP製品やロッブリーの名産品の屋台がずらり。列車の端から端までお店が並んでいた印象です。飲み物から食べ物までなんでもあります。
🕙10:35 パサクチョラシットダム(Pa Sak Jolasid Dam)バス停に到着
ここから約5時間の自由時間のはじまりです。
まず、必要のない荷物は列車内に置いておけます。帰りの列車では、座席を進行方向に回転してくれており逆になる為、前ポケットや机には荷物は置かない方が良いと思います。荷物を置いておくなら、椅子の上、または上のラックに置いておいた方が、席回転による荷物行方不明のリスクはなくなると思います。
列車を降りてさっそく、自由時間に何をするか?王道の3プランを紹介します。
1.周遊バンで観光ツアー
周遊バス(ロットゥ)にのり、ひまわり畑、ライサップ プラユーン園を巡る
所要時間約1時間半〜3時間 *各観光先での滞在時間による
2.バスでダム沿いを周遊観光
バスに乗って、ダム沿いを周遊。但しバスの本数は少ない。
所要時間約1時間。
3.駅周辺を観光
駅周辺で過ごす。屋外フードコート、水族館や博物館など。
レジャーシートを敷いてダム周りでピクニックなど。
私たちは定番のひまわり畑を見たかったので、1.を選択。1を観光後時間に少し余裕があり、最終的には3.も見て回ることが出来ました。
1.周遊バンで観光ツアー
まず列車を降りるとすぐに、いろいろなツアーデスクがあり、こちらでも拡声器を持ったスタッフさんが案内してくれます。タイ語でしか案内されておらずよくわからなかったのですが、販売スタッフさんにひまわり畑に行くか確認し、無事チケットを購入できました。ひまわり畑へのツアーは1人70B。
ずっと同じバンに乗るのかな?と思いましたが、そうではありませんでした。複数のバンがずっと行き来しているようで、同じバンにずっと乗るわけではなく、乗りたいタイミングで来たバンに随時乗るというシステムのようです。その為、各観光先では自由に時間調整が可能です。バンに乗る際には購入したチケットの提示を求められることもあるので、無くさずに保管しておく方が良さそうです。
今回の1.周遊バンで観光ツアーの行き先は3か所でした。
1)ひまわり畑&カフェ 2)ひまわり畑2つ目、3)ライサップ プラユーン園
1)ひまわり畑&カフェ(バナナ&エッグカフェ)
ひまわり畑&カフェエリアの入り口でバンから降ろされます。そこからひまわり畑へは、ゴルフカードに乗って案内されるため、ゴルフカート乗り場に並びます。カート待ちのお客さんが沢山並んでいましたが、すぐに次のゴルフカートが来て乗せてくれました。ツアー客は無料のようです。しばらく進むと、一面に広がるひまわり畑で下ろしてくれます。色付き稲やコスモス畑も散策しながら鑑賞して回りました。見終えると、またゴルフカート乗り場があるので、順に来たゴルフカートに乗ってもとの入口まで戻ります。
ツアーチケットにカフェ(バナナ&エッグカフェ)のクーポンがついていたため、そこで食事をしました。タイ料理から日本料理もあります。バナナカフェと言うだけあってバナナが美味しそうだったので、バナナシェークを注文しました。美味しい!
バナナ&エッグカフェ
カフェで食事を終えて次の観光地へ行くために、バンを待ちます。
2)ひまわり畑2つ目
次の観光先は、再びひまわり畑。ただ1カ所目のひまわり畑より圧倒的に規模は大きいです。そのためかこちらは有料(外国人40バーツ/人)です。また、観光したい人だけバンから降り、もうひまわり畑は十分、という方はそのままバン乗って次の観光地へ向かうこともできるようです。
せっかくなので降りて入ってみました。先ほどのひまわり畑とは比にならないくらい、あたり一面のひまわり畑が現れました。ここではトラクターにけん引されたバスに乗ってひまわり畑を周遊できるようです。(1人10バーツ)
食後の運動も兼ねて散歩しようということで、私たちはトラクターは乗らずに、近場を散策することにしました。それでも十分に美しいひまわりに囲まれて気持ちが良かったです。
30分程散策をして、もうひまわり畑はお腹いっぱいになったので、次の観光地へ向かうバンへ。どこのどのバンに乗ればよいの?と迷う方もいるかもしれませんが、とりあえずバンの近くにいるスタッフさんにチケットを見せると、すぐに案内してくれます。違う会社?ツアー?のバンだったとしても、チケットを見て、該当のバンに案内してくれます。
ひまわり畑(2カ所目)
3)ライサップ プラユーン園
そして最後の観光地、ライサッププラユーンへ(無料)。植物、動物と触れ合える場所で、食堂/カフェもありました。
動物は、ヤギ、うさぎ、豚、ウマ、金魚、鯉、などがおり、有料で餌やりができるようです。
ライサップ プラユーン園
3.駅周辺を観光
3か所の観光を終え、もとの駅の近くに戻ってきました。まだ時間があったので、バスツアーに申し込もうか迷いましたが、次の発車が14:25分。バスツアーは約1時間で、列車の出発が15:30と時間的に厳しかった為、バスは断念しました。
そのため、3.駅周りを散策することに!意外に見どころ満載でした。
パーサック川博物館
入場料は無料、入り口で名前と電話番号、同行者人数を書けばOKです。中にトイレがあり、ペーパーは設置されていませんが、割と綺麗でした。タイの歴史、文化、ダム建設、王様来訪等の資料・写真が展示してあります。勉強になる!そしてエアコンが効いていて、涼しい!
パーサック チョンラシット水族館
こちらも入場料は無料、入り口で名前と電話番号、同行者人数を書けばOKです。ほんの一周なのですぐ見れてしまいますが、巨大なお魚さんに出会えます。
ダム周り散策
モニュメント発見!サルと像と龍!ダム周りが公園のような散策ルートになっており、木陰がたくさんあります。そこでピクニックをしている人が多数。とても気持ちよさそう。散歩しているだけでものどかな景色に十分に癒されます。
屋外食堂で軽食
クイティアオ50B、アイスクリーム15B。安くてうまい!
🕒15:30 パサクチョラシットダム(Pa Sak Jolasid Dam)バス停を出発
15時過ぎにはすでに列車には乗れました。列車近くにある屋台で水を購入して乗車。座席を進行方向に向けて回転してくれていました。帰りもキンキンに冷えたエアコンの中でぐっすり眠ってゆっくり帰りました。帰りの電車では特にゲームイベントや社内販売はありませんでしたが、到着駅近くになると、拡声器を持ったスタッフさんがアナウンスに回ってくれました。
🕖18:50 フアランポーン駅到着
予定通りに駅に到着しました。出発から間の停車、帰りの駅到着時間、全てにおいてほぼスケジュール通りに進んでいたと思います。
まとめ
今回の旅は完全にタイ語メインで、英語での説明はほぼありませんでした。ただ、タイ語が全く分からない私もなんとか過ごせたのでどなたでも参加できると思います。というのも、全体的にしっかり管理されたツアーだと感じたからです。出発駅・電車内・到着後のツアーなど、どの段階においてもスタッフさんのサポートが手厚かったですし、電車内には救命胴衣や浮き輪の準備もしてリスク管理もされていました。
自由時間5時間については、私たちは先にひまわり畑に向かってしまいましたが、ダム周りバスツアーに先に参加すれば、ひまわり畑とバスツアーの両方観光することも十分に可能だと思います。
人気ツアーの為予約開始後すぐに埋まりがちですが、是非みなさんも一度参加してみてください。素敵な思い出になること間違いなしです。